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住宅技術対策部

技術の向上に向けて

今日の建築行政の変化は、住宅建築に携わる大工・工務店の仕事の環境を大きく変えつつあります。
私たちは、地域に住まい、地域で仕事をしていく上で、地域の中で信頼されて仕事を続けていく必要があり、新たな課題等にも積極的に対応すべく、取り組みを進めています。
組合では法律等の改正の学習会を開催したり、各種資格の手続き、技能士受験に向けての実技講習会なども開催しています。 

仕事確保に向けた取り組み

組合員の皆様の仕事の受け皿として本部住宅センター「グッドらいふリフォーム」を設立しています。現在は会員40名(2023年3月末)で、本部に問い合わせのあった住宅のリフォームや耐震診断、耐震改修工事など消費者からの仕事の依頼や要望を会員の方に順番にお願いしています。
また香川建労の上部団体である全建総連は、中小リフォーム業者の信頼性、技術力の向上を図り、住宅リフォームを推進することを目的として、全建総連リフォーム協議会(全リ協)を設立し、国交省へリフォーム事業者団体として登録しました。消費者にも国が認めたリフォーム団体だということで、信頼を得ることが期待されるため、香川建労も全リ協加入団体として会員募集を行っています。
また仕事確保のために、リフォーム助成制度(左をクリックしていただくと、各自治体のリフォーム助成状況が確認できます)に各自治体で取り組んでもらえるように要請を続けています。

新築住宅の住宅瑕疵担保履行法に対応

2009年10月以降引き渡す新築住宅には「保険」の加入が義務付けられました。引き渡しの日から10年間、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について瑕疵保証が義務付けられています。
これは「特別住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」によるものです。
同法は、住宅の発注者や買主を保護するため、新築住宅の請負人や売り主に保険への加入または保証金の供託(資力確保措置)を義務付けるものです。
私たち町場の大工・工務店は、しっかりとした技術と技能で、こうした新しい制度にも十分対応していきます。

6月25日は『住宅DAY』

高度成長時代に住宅着工戸数が急増するとともに、プレハブメーカーなど大手の住宅業者が出現してきました。1978年から6月25日を「住宅デー」と設定し、この日を中心として地域住民に私たちの仕事と技能を理解してもらう日として、多彩な取り組みを行っています。
6月の取り組みに加え、各地域の行事とタイアップした開催も行われています。住宅相談、独居老人宅や保育園・小中学校などの修繕のボランティア、包丁磨ぎやまな板削り、簡単な補修やメンテナンスのアドバイス、耐震診断などの取り組みもしています。また各地域で親子木工教室を開催し親子に喜ばれています。

私たちがお薦めする住宅「ゆうゆう住宅」

「ゆうゆう住宅」は、仲間の仕事と職域を守り、私たちが自信を持って住民の皆さんにお薦めする「住まい手と施工者の共同指針」です。「快適・安全・安心・自由・堅牢・メンテナンス」住宅の実現を目指し、「余裕」「ゆとり」「夢」をイメージしながら、『ゆうゆう』を名前にしたものです。
「ゆうゆう住宅」は、「職人憲法」の一環として、建設省の認定制度「優良な住宅」に準じるものとして、住宅金融公庫の「高耐久性」基準を満たすものとして、(財)住宅保証機構と連携して創設した制度です。
「ゆうゆう住宅」は、住宅瑕疵担保履行責任保険「まもりすまい保険」が適用されます。
・組合が事務の一部を行うこと
・1回目の現場審査を「団体検査員」が行うこと(自社検査は行いません)
・性能保証住宅(一般)より高い仕様
により、事故(瑕疵)ゼロを前提とすることによって、保険料の割り引きを実現しています。

介護保険と住宅改修

2000年4月からスタートした介護保険制度では、要介護者及び要支援者の方が住む住宅の改修費用の一部に対して、保険給付が行われます。高齢者が住む住宅のバリアフリー化が進むことへの期待が高まっています。
 私たちは、介護保険のみならず、都道府県や市町村の福祉施策として、住宅のバリアフリー化が進められることを求めています。
住宅の改修にあたっては、豊富な経験としっかりした技術・技能が必要です。そのための資格やバリアフリー等の講習会を開催し、仲間の技術・技能の向上を図っています。

大工の松ちゃんによる道具の使い方講座

大工の松ちゃんこと松浦秀平さん(南部支部)による大工道具や大工仕事の解説動画です。

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